「さくらネット」で質の高い医療が受けられます!

鎌倉市・横須賀市・逗子市・三浦市・葉山町にお住いの方へ、お知らせです。

患者の医療・介護情報を共有 横須賀・三浦地域の「さくらネット」(福祉新聞) – Yahoo!ニュース

(↑掲載期間が過ぎるとリンク切れします)

これまでは複数の医療機関にかかっても、お互いの診療情報は共有されませんでした。マイナンバーカードで受付すれば処方内容は分かりますが、実際には情報が反映されるまで月単位の時差があります。

診療情報はとても大事なもので、「薬の重複やNGな飲み合わせを防ぐ」だけではなく、「これまでにどういった検査を受け、結果がどのようで、医師がどのように考えて治療し、どのように経過していたか」ということは、患者さんの診療を行う上で極めて重要です。少なくとも私にとっては。でも多くの医師がそうでしょう。

例としては、「AとBの2つの病気である可能性があるけど、Aに対して行った治療が効かなかったらBだろう」といった場合に「Aの治療を行った」「その治療が効かなかった」という情報がなければ、患者さんにとって「効かない治療を再度受ける」「時間・経済的損失」などの不利益が起こる可能性があります。

上記はほんの一例ですが、とにかく他の病院・クリニックの情報は重要です。また介護施設にとっても同様です。これまでは「診療情報提供書」という「超」時代遅れなアナログ的手法でのみ情報がやりとりされていました。これを作るために患者さんをお待たせし、CD-ROMを焼いてお付けし…など大変非効率的な手法しかなかったわけです。

今回導入された「さくらネット」は、鎌倉市・横須賀市・逗子市・三浦市・葉山町の参加施設と参加された患者さんについて、その情報がクラウド上で参照できることになります。例えば、普段クリニックへかかっている患者さんが大病院に救急車で運ばれてしまったとして、さくらネットを利用すれば大病院の医師が普段の診療内容を確認できます。そのおかげで、迅速に正しく診断(「診断」というのはどういった病気かを判断することです)→正しい治療→より良い結果」が得られる可能性が高くなります。大病院からクリニックに戻られた時も、どういった治療がなされたのかをクリニック側で参照することができます。

ということで、より良い医療につながると考えられるわけですが、このシステムを利用するには患者さん側からの登録が必要です。登録はさくらネットのHPからインターネット上で、あるいは参加医療機関で配布している申込用紙に簡単な記載をするだけです。当院では記入用紙を受付でご用意しております。ご自身で application.pdf (sakura-1.org) からダウンロードすることも可能です。また院長からも適宜お声がけしてご案内をすることもございます。

こちらに必要事項を記載しクリニックへ提出すれば、登録完了です。

メリットが非常に高いと思いますので、是非ご登録下さい。私も患者として登録しました! 当院Webサイトのトップページにもバナーを貼っております。地域から始まる未来の医療、当院もぜひ応援したいと思います。

【リンク】

さくらネット – 医療と介護をつなぎ安心な未来へ (sakura-1.org)