吸入療法エキスパート試験

日本喘息学会の「吸入療法エキスパート資格認定試験」を受けに、日帰りで大阪まで行って来ました。
昨年出来たばかりの制度で、今年が第2回目の試験です。

喘息やCOPDの治療として吸入薬を日々処方しているので、知識の整理と補充を目的に受験しました。
模擬患者さんへ指導する実技試験もあり、緊張しました。

吸入の方法を見直すだけで咳や胸苦しさが良くなる、そんなケースは日常的に良く経験します。
せっかく処方した薬の効果を最大限に引き出せないのは、実にもったいない。

高齢化がどんどん進む日本では、少しでも現在の保険医療体制を維持するためにも、医療費削減は喫緊の課題です。大げさですが、

「吸入治療が上手くいかない→喘息がよくならず患者さんもつらい

→薬が増える→最終的に高額な注射(生物学的製剤)が必要になる

→医療費の増大」

が、

「吸入治療が上手くいく→喘息がよくなって患者さんもハッピー

→薬が減る→高い薬の処方も減る

→医療費の削減」

といった方向へ行くと良いな、と思います。

肝心の試験の出来は。
この記事を消さなくて済むように…と祈っています。