その症状、睡眠時無呼吸症候群かも?
- いびきがひどいと家族に言われる
- 昼間、気づくと居眠りしてしまう
- 夜中に何度も目が覚める
- 寝ているときに息が止まっていたと指摘された
- パートナーから「息が苦しそうだから病院に行った方がいい」と勧められた
これらの症状に心当たりがある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
SAS(Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。
呼吸が妨げられると、深い眠りが取れず、体や脳がしっかり休まりません。その結果、日中の強い眠気や集中力の低下、生活習慣病のリスク増加など、さまざまな悪影響が出てきます。
自宅で簡単に検査できます
SASが疑われる方へ、自宅でできる簡易検査をご案内しています。
検査の流れはとても簡単:
必要に応じて、より詳しい精密検査(在宅で可能)をご案内することもあります。

SASの治療:CPAP(シーパップ)療法
検査で一定の基準を満たした方は、保険診療でCPAP(持続陽圧呼吸)治療が受けられます。
CPAPとは、就寝時に専用のマスク(主に鼻用)を装着し、気道に空気を送り込むことで無呼吸やいびきを防ぐ治療法です。
最初は違和感があるかもしれませんが、多くの方が数日で慣れ、快適に使用できるようになります。

CPAP治療の主な効果
主な効果 | 内容 |
---|---|
無呼吸の改善 | 気道が開き、睡眠中の無呼吸や低呼吸が改善します。 |
いびきの軽減 | 気道が塞がらないため、いびきが減少します。 |
睡眠の質の向上 | 深く安定した睡眠がとれ、翌朝の疲労感が軽減します。 |
日中の眠気軽減 | 睡眠がしっかりとれることで、昼間の眠気が解消します。 |
集中力・記憶力の改善 | 脳がしっかり休まることで、仕事や勉強のパフォーマンスもアップ。 |
血圧の安定化 | 無呼吸が改善されることで、夜間高血圧の予防にもつながります。 |
心疾患リスクの低下 | 心筋梗塞・不整脈などのリスクを長期的に軽減します。 |
糖尿病の管理改善 | インスリン抵抗性が改善し、血糖管理が安定します。 |
生活の質(QOL)の向上 | 体調・気分ともに良くなり、毎日を前向きに過ごせます。 |
おわりに
SASは、検査と治療を正しく行えば、確実に改善が期待できる疾患です。
「少し気になるかも…」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。当院では検査から治療まで、すべて対応可能です。